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《吉岡実未刊行散文集》組体裁確認用編者本(文藝空間、1999年5月31日)の表紙と外箱(左)と同・中面(右)
〈編者あとがき〉をInDesignで組んだので、PDFファイルを公開する(文言は本ページ末尾のものと同一)。私がふだん読む《吉岡実未刊行散文集》組体裁確認用編者本は、造本・レイアウトの参考にした《「死児」という絵〔増補版〕》の天地188mm×左右128mmサイズのオリジナルのプリントアウトではない。天地210mmになるようにオリジナルを112%拡大コピーしたものだ。それを中表に二つ折した見開きの折丁を重ね、背をボンドで糊付けし(寒冷紗とクータで補強)、見返し・フランス装表紙・ジャケット(グラシン掛け)を加え、さらに手擦れ防止の書皮をかぶせている。上の写真の説明に「表紙と外箱」とあるのは正確ではない。正しくは「ジャケット(グラシン掛け)と外箱」だ。外箱も出し入れしづらいので、公立図書館が放出した貼函(八木書店版徳田秋聲全集第十八巻!)を使っている。《吉岡実未刊行散文集》組体裁確認用編者本は、取引先の製本所に天と前小口の化粧断ちを頼んだだけで、ほかはすべて自家製である。濃緑色の前見返しには吉岡実自筆の署名をコピーで入れた。《静かな家》に署名していだいたものを原稿に使ったので、一見するとペン書きと取りちがえそうだ。《「死児」という絵〔増補版〕》に倣った口絵には、吉岡実自筆の〈父の面影――さがしもの〉の原稿を掲げた。とにかく、できるかぎり楽しみながら造ったのだ。本文のプリントアウトは、組版完成後すぐに吉岡陽子さんや城戸朱理さんに差しあげたが(城戸さんの2005年07月28日のブログに〈幻の『吉岡実未刊行散文集』〉が掲載されている)、私が自家製手製本をお目にかけたのは小田久郎さん一人だ。コピー本の用紙は、本文が「しらおいN」BY〈67.5〉。見返しとジャケットが「ビオトープGA フォレストグリーン」四六Y〈60.0〉、表紙が同〈90.0〉。ちなみに、本サイトの書影(上掲写真も)のバック紙はこれ。《吉岡実未刊行散文集》組体裁確認用編者本は、12年近く繙読を続けているため、クータは千切れ、ところどころ折丁が飛びでているのはご愛嬌である。その後に発見した未刊行散文は、テキストのプリントアウトを挟んであるだけなので、読みにくいこと甚だしい。InDesignで組みなおして糸かがり本に仕立てる潮時なのだが、《吉岡実未刊行散文集》を今の形態以外で読む気になれないのはどうしたことだろう。
■ 〈編者あとがき〉(小林一郎作成、PDFファイル公開、2013年1月31日)
〈追記U〉以降に発見された一篇の散文、すなわち〈作品ノート〔〈首長族の病気〉〕〉(〈〈首長族の病気〉のスルス〉参照)を赤字にして追加データであることを示し、該当する箇所に掲げた。
本ページ《吉岡実未刊行散文集 初出一覧》は、上掲写真の組体裁確認用編者本《吉岡実未刊行散文集》(文藝空間、1999年5月31日)から吉岡実執筆の本文を取りのぞいたデータ集である。本サイト《吉岡実の詩の世界》の各ページは、それぞれの編集方針に則って増補改訂を重ねているが、本ページだけは今日まで新規の情報を盛り込まずにきた。DTPで制作した組体裁確認用編者本のハードコピーに敬意を表してきたからである(ハードコピーをお持ちなのは、吉岡陽子さんや城戸朱理さん、思潮社の小田久郎さんなど数名に限られる)。このたび、吉岡実歿後二〇年を前に、その後に発見された二篇の散文、すなわち〈五月の句――耕衣の句から〉と〈「謎」めいた一句――『一個』の一句〉を赤字にして追加データであることを示し、該当する箇所に掲げた。
以下は二〇〇二年八月時点で未刊の、《「死児」という絵》拾遺の散文集《吉岡実未刊行散文集》巻末資料の体裁を採って、一九九九年春に編纂・著述したものである。その方針に従って、《土方巽頌》(そのほとんどが書きおろし)と《うまやはし日記》(後半が書きおろし)に最終的に収められたそれほど多くない文章の初出データは、この〈初出一覧〉には掲載されていない。《土方巽頌》の既発表文は、数え方にもよるが、次の四篇としたい。
《うまやはし日記》の既発表文は次の二篇。
本サイト《吉岡実の詩の世界》の〈吉岡実年譜〔作品篇〕〉の記述は〈吉岡実未刊行散文集 初出一覧〉を簡略化したものなので、既刊・未刊を問わず吉岡実執筆の散文に関して最も詳しいのはこのページということになる。換言すれば、吉岡実の詩における《吉岡実全詩篇標題索引》(文藝空間、初版:1995、改訂第2版:2000)に対応する吉岡実の散文の一覧がこの《吉岡実未刊行散文集 初出一覧》である。なお、《吉岡実未刊行散文集》作成の経緯については〈編集後記 1〉を参照されたい。
行頭の☆印は未刊行散文。○印は《「死児」という絵》に収録、◎印は《「死児」という絵〔増補版〕》に収録、●印は《「死児」という絵》と《「死児」という絵〔増補版〕》に収録されている散文。行末の全角アラビア数字は《「死児」という絵》の、漢数字は《「死児」という絵〔増補版〕》の、半角アラビア数字は本書《吉岡実未刊行散文集》の掲載ノンブル。なお◆印は未確認情報。
●済州島 筑摩書房労組機関紙《わたしたちのしんぶん》◆号(一九五五年八月二〇日)四四
○会田綱雄『鹹湖』出版記念会記 筑摩書房労組機関紙《わたしたちのしんぶん》◆号(一九五七年五月一七日)257
☆「山羊の歌」署名本など 筑摩書房労組機関紙《わたしたちのしんぶん》三二号(一九五八年四月三〇日)〈随筆「本のはなし」〉5
●詩集・ノオト 《詩学》一九五九年四月号(一九五九年四月三〇日)〈詩集誕生〉原題〈《液体・静物・僧侶》〉七二
☆あとがき〔《魚藍》〕 《魚藍》(一九五九年五月九日、私家版刊)6
☆詩人のノオト 《現代詩手帖》一九五九年六月号創刊号(一九五九年六月一日)7
●蜜月みちのく行 筑摩書房労組機関紙《わたしたちのしんぶん》◆号(一九五九年六月一〇日)二〇
●救済を願う時――《魚藍》のことなど 《短歌研究》一九五九年八月号(一九五九年八月一日)〈私と短歌〉原題〈救済を願う時――わが十代の歌集《魚藍》のことなど〉六四
☆体の弱った妻と心の弱った僕と 《現代詩手帖》一九五九年一一月号(一九五九年一一月一日)〈詩人の手帖〉8
☆作品ノート〔〈死児〉〕 《日本詩集》(一九六〇年一月一〇日、書肆ユリイカ刊)13
☆風俗 《ユリイカ》一九六〇年八月号(一九六〇年八月一日)〈眼〉14
☆小伝 《現代日本名詩集大成》11(一九六〇年九月一〇日、東京創元社刊)16
○不逞純潔な詩人――金子光晴 《週刊読書人》(一九六〇年九月一二日)〈金子光晴全集 全四巻〉304
☆東さんの歌集「蟠花」のこと 《日本歌人》一九六〇年九月号(一九六〇年九月二五日)〈歌集「蟠花」評〉――
☆アンケート「六一年度に期待する新人」 《現代詩手帖》一九六一年二月号(一九六一年二月一日)17
☆作品ノート〔〈首長族の病気〉〕 《日本詩集 1961-1》(一九六一年七月五日、国文社刊)――
●女へ捧げた三つの詩 《現代の眼》一九六一年一一月号(一九六一年一一月一日)〈随筆〉五八
●大原の曼珠沙華 《三田文学》一九六二年一月号(一九六一年一二月一日)〈丘の上〉二三
●突堤にて 《現代詩》一九六二年一月号(一九六二年一月一日)〈詩人の散歩〉四八
●富澤赤黄男句集《黙示》のこと 《俳句》一九六二年一月号(一九六二年一月一日)〈書評〉原題〈富沢赤黄男句集『黙示』〉一〇九
☆作品ノート〔〈燈台にて〉〕 《日本詩集1962》(一九六二年一二月一五日、国文社刊)17
☆銀椀鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》一六〇号(一九六三年二月一日)17
☆ある風景 《東タイ◆(夕刊)》(一九六三年◆月◆日)〈千字隨想〉18
☆銀椀鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》一六三号(一九六三年五月一日)20
☆銀椀鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》一六六号(一九六三年八月一日)20
☆田荷軒愛語抄――永田耕衣宛書簡 《琴座》一九二号(一九六六年一月一日)21
☆アンケート 《詩と批評》一九六六年一〇月号(一九六六年一〇月一日)22
☆略歴 《現代詩大系》3(一九六七年三月一日、思潮社刊)23
☆自作を語る 《現代詩大系》3(一九六七年三月一日、思潮社刊)24
☆愛語紛々――永田耕衣宛書簡 《琴座》二〇七号(一九六七年五月一日)24
●私の生まれた土地 《詩と批評》一九六七年五月号(一九六七年五月一日)原題〈私の生れた土地〉五
●軍隊のアルバム 筑摩書房労組機関紙《わたしたちのしんぶん》八二号(一九六七年五月二〇日)〈わたしの大切なもの〉四五
●日記抄――一九六七 《詩と批評》一九六七年九月号(一九六七年九月一日)〈随筆〉原題〈日記〉九
☆感想 《俳句評論》七二号(一九六七年九月三〇日)〈俳句評論賞決定まで・経過報告と選後評〉25
☆詩集・ノオト〔《吉岡実詩集》〕 《吉岡実詩集》(一九六七年一〇月一日、思潮社刊)27
☆〔滝口修造詩集は……〕 《瀧口修造の詩的実験 1927〜1937》内容見本(一九六七年一一月一日、思潮社)28
●わたしの作詩法? 《詩の本》第二巻〈詩の技法〉(一九六七年一一月二〇日、筑摩書房刊)〈わたしの作詩法〉八七
☆飯島耕一「見えるもの」・他 《現代詩手帖》一九六七年一二月号(一九六七年一二月一日)29
●好きな場所 《風景》一九六八年三月号(一九六八年三月一日)八
●白石かずこの詩 《現代詩手帖》一九六八年四月号(一九六八年四月一日)原題〈書評 白石かずこ詩集(思潮社)〉一八七
●読書遍歴 《週刊読書人》(一九六八年四月八日)原題〈軍隊時代とリルケ〉五五
☆好きなもの数かず 筑摩書房労組機関紙《わたしたちのしんぶん》九〇号(一九六八年七月三一日)〈私の好きなもの〉30
●変宮の人・笠井叡 《ANDROGYNY DANCE》一号(一九六八年八月一日)一六〇
☆断片・日記抄 《現代詩文庫14 吉岡実詩集》(一九六八年九月一日、思潮社刊)31
☆河原枇杷男句集《烏宙論》愛語抄 《琴座》二二六号(一九六九年二月一日)原題〈続烏宙論愛語抄〉58
●『プロヷ〔ワに濁点〕ンス随筆』のこと 《文藝》一九六九年五月号(一九六九年五月一日)原題〈名著発掘 村松嘉津著『プロヷ〔ワに濁点〕ンス隨筆』〉一四
☆日記抄――耕衣展に関する七章 《琴座》二三五号(一九六九年一一月一日)59
☆鑑賞・石田波郷の一句 《俳句》一九七〇年一一月号(一九七〇年一一月一日)65
☆河原枇杷男句集《密》反鏡鈔 《琴座》二四九号(一九七一年三月一日)原題〈〈密〉反鏡鈔〉66
●小鳥を飼って 《ユリイカ》一九七一年四月号(一九七一年四月一日)〈われ発見せり〉三〇
☆覚書〔《液体》〕 《液体〔再刊〕》(一九七一年九月一〇日、湯川書房刊)67
●永田耕衣との出会い 《銀花》第七号秋の号(一九七一年九月三〇日)一〇〇
●出会い――加藤郁乎 《現代詩文庫45 加藤郁乎詩集》(一九七一年一〇月二〇日、思潮社刊)一九七
●「死児」という絵 《ユリイカ》一九七一年一二月号(一九七一年一二月一日)〈戦後詩への愛着〉六九
☆河原枇杷男句集《閻浮提考》口碑 《琴座》二五七号(一九七二年一月一日)原題〈「閻浮提考」口碑〉68
●西脇順三郎アラベスク1 《西脇順三郎全集》第七巻月報(一九七二年四月二八日、筑摩書房刊)原題〈断片四章〉二二二
☆風信 《東京新聞(夕刊)》(一九七二年八月一日)69
●私の好きな岡井隆の歌 《現代短歌大系》第七巻月報(一九七二年一〇月三一日、三一書房刊)一四二
●《花樫》頌 《コスモス》一九七二年一一月号(一九七二年一一月一日)九七
●田村隆一・断章 《ユリイカ》一九七三年五月号(一九七三年五月一日)〈エッセイ〉一八三
●飼鳥ダル 《朝日新聞(夕刊)》(一九七三年六月二日)三二
☆〈鯰佛〉と〈白桃女神像〉 永田耕衣全句集《非佛》栞〈田荷軒周囲〉(一九七三年六月一五日、冥草舎刊)70
●少女・金井美恵子 《現代詩文庫55 金井美恵子詩集》(一九七三年七月一五日、思潮社刊)一九三
☆後書〔《魚藍〔新装版〕》〕 《魚藍〔新装版〕》(一九七三年八月二八日、深夜叢書社刊)72
☆父の面影――さがしもの 《風景》一九七四年三月号(一九七四年三月一日)73
●昆虫の絵――難波田龍起 《難波田龍起自選展――造形の詩魂》図録(一九七四年六月一八日、フジテレビギャラリー刊)一六六
☆〔会田綱雄の詩には……〕 《現代詩文庫60 会田綱雄詩集》(一九七五年一月二〇日、思潮社刊)73
●わが鳥ダル 《群像》一九七五年二月号(一九七五年二月一日)〈随筆〉三四
●奇妙な日のこと――三好豊一郎 《三好豊一郎詩集》栞(一九七五年二月一五日、サンリオ刊)〈人と作品〉一九九
☆忘れ得ぬ一俳人の一首 《短歌のすすめ》(一九七五年八月一〇日、有斐閣刊)〈私の愛誦歌〉74
●新しい詩への目覚め 《現代詩手帖》一九七五年九月号(一九七五年九月一日)〈一冊の詩集〉七八
●西脇順三郎アラベスク2〜6 《西脇順三郎 詩と詩論》第六巻付録(一九七五年一〇月三一日、筑摩書房刊)〈人と作品〉原題〈西脇順三郎アラベスク〉二二五
☆永田耕衣句集《冷位》愛吟句抄 《琴座》三〇〇号(一九七五年一一月一〇日)原題〈冷位 愛吟句抄〉76
☆青葉台書簡――永田耕衣宛 《琴座》三〇〇号(一九七五年一一月一〇日)79
☆〔佐藤紘彰宛書簡一九七四年一〇月一〇日付〕 《Lilac Garden》(一九七六年春、Chicago Review Press刊)79
●高遠の桜のころ 《鷹》一九七六年四月号(一九七六年四月五日)二六
●懐しの映画――幻の二人の女優 《ユリイカ》一九七六年六月号(一九七六年六月一日)〈エッセイ〉一六
☆覚書〔《耕衣百句》〕 《耕衣百句》(一九七六年六月二一日、コーベブックス刊)80
●回想の俳句 《朝日新聞》(一九七六年七月四日・一一日・一八日・二五日)一三五
☆覚書〔《神秘的な時代の詩〔普及版〕》〕 《神秘的な時代の詩〔普及版〕》(一九七六年八月一五日、書肆山田刊)92
●大岡信・四つの断章1・2 《ユリイカ》一九七六年一二月号(一九七六年一二月一日)〈エッセイ〉原題〈大岡信断想〉二〇二
☆赤黄男句私抄 《富澤赤黄男全句集》栞(一九七六年一二月一〇日、書肆林檎屋刊)93
☆挨拶〔高見順賞受賞〕 《現代詩手帖》一九七七年二月号(一九七七年二月一日)〈第七回高見順賞発表〉96
●受賞式の夜 《東京新聞(夕刊)》(一九七七年二月八日)四一
☆飯島晴子句集《朱田》愛着句抄 《鷹》一五三号(一九七七年三月五日)原題〈『朱田』愛着句抄〉97
●「想像力は死んだ 想像せよ」 《現代詩手帖》一九七七年五月号(一九七七年五月一日)〈一語の魔・魔の一語〉八三
●阿修羅像 《草月》一一二号(一九七七年六月一日)〈私と日本の彫刻(アンケート)〉二五
○ひるめし 《あさめし ひるめし ばんめし》一九七七年夏一一号(一九七七年六月一〇日)61
●誓子断想 《山口誓子全集》第九巻月報(一九七七年八月二五日、明治書院刊)一一三
☆《魚歌》の好きな歌 《齋藤史全歌集》内容見本(一九七七年一〇月◆日、大和書房)99
●あさくさの祭り 《俳句とエッセイ》一九七七年一〇月号(一九七七年一〇月一日)〈エッセイ・祭り〉六
☆三橋敏雄五十句 《俳句研究》一九七七年一一月号(一九七七年一一月一日)101
●高柳重信・散らし書き 《現代俳句全集》第三巻(一九七七年一一月五日、立風書房刊)一一七
●月下美人――和田芳恵臨終記 《群像》一九七七年一二月号(一九七七年一二月一日)〈和田芳恵追悼〉一六九
☆〈タコ〉自註 《無限》四一号(一九七七年一二月一五日)〈現代百人一詩自選自註〉原題〈自註〉104
☆〔私には言葉遊びと……〕 《月刊ポエム》一九七八年一月号(一九七八年一月一日)〈ことば遊び詩アンソロジー〉105
●枇杷男の美学 《現代俳句全集》第五巻(一九七八年一月五日、立風書房刊)一二九
●大岡信・四つの断章3・4 《大岡信著作集》第一四巻月報(一九七八年三月三一日、青土社刊)原題〈大岡信・二つの断章〉二〇六
☆愛語鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》三二八号(一九七八年六月一日)106
●和田芳恵追想 《新潮》一九七八年七月号(一九七八年七月一日)〈新潮〉一七五
●飯島耕一と出会う 《四次元》七号(一九七八年八月二〇日)二一一
●手と掌 《イメージの冒険3 文字》(一九七八年八月三〇日、河出書房新社刊)八五
●わが処女詩集《液体》 《現代詩手帖》一九七八年九月号(一九七八年九月一日)七四
●西脇順三郎アラベスク7 《東京新聞(夕刊)》(一九七八年一〇月二四日)原題〈〈夏の宴〉――西脇順三郎先生のこと〉二三五
☆《殺佛》三昧 《琴座》三三三号(一九七八年一一月一日)107
☆永田耕衣句集《殺佛》愛吟句抄 《琴座》三三三号(一九七八年一一月一日)原題〈殺佛 愛吟句抄〉108
●本郷龍岡町界隈 《旅》一九七八年一二月号(一九七八年一二月一日)〈私だけの東京 MY TOKYO STORY〉三八
○兜子の一句 《渦》一九七九年一月号(一九七九年一月二八日)原題なし203
☆感想 《現代詩手帖》一九七九年二月号(一九七九年二月一日)〈第九回高見順賞発表〉110
☆逸楽的刺戟と恩恵と《種村季弘のラビリントス》内容見本(一九七九年五月一日、青土社)111
●木下夕爾との別れ 《朝日新聞》(一九七九年五月一八日)二一六
○吉田一穂の詩 《定本 吉田一穂全集》第一巻付録(一九七九年五月三〇日)306
●西脇順三郎アラベスク8 西脇順三郎詩集《人類》付録(一九七九年六月二〇日、筑摩書房刊)原題〈《人類》出現〉二三七
●瀧口修造通夜 《ユリイカ》一九七九年八月号(一九七九年八月一日)原題〈日記風走り書き〉〔詩篇〈舵手の書〉を再録〕二二〇
●画家・片山健のこと 《文學界》一九七九年九月号(一九七九年九月一日)〈文學界〉一六二
☆現代俳句の一変奏 高柳重信句集《日本海軍》帯(一九七九年九月三〇日、立風書房刊)112
●孤独の歌――私の愛誦する四人の歌人 《短歌の本》第一巻〈短歌の鑑賞〉(一九七九年一〇月二〇日、筑摩書房刊)一四九
◎二つの詩集のはざまで 《東京新聞(夕刊)》(一九八〇年一月一四日)原題〈休息宣言のこと――詩作40年〉二八四
●西脇順三郎アラベスク9 《日本近代文学館》五三号(一九八〇年一月一五日)〈ひとこと〉原題〈なつのえん〉二三九
☆感想 《現代詩手帖》一九八〇年二月号(一九八〇年二月一日)〈第十回高見順賞発表〉117
☆愛語鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》三四六号(一九八〇年二月一日)118
●遥かなる歌――啄木断想 《石川啄木全集》第四巻月報(一九八〇年三月一〇日、筑摩書房刊)一四四
●耕衣秀句抄 《俳句の本》第一巻〈俳句の鑑賞〉(一九八〇年四月八日、筑摩書房刊)一〇四
☆〔《ポール・クレーの食卓》あとがき〕 《ポール・クレーの食卓》(一九八〇年五月九日、書肆山田刊)119
○《「死児」という絵》刊行(一九八〇年七月一日、思潮社刊)
☆永田耕衣句集《肉体》十句抄 《琴座》三五一号(一九八〇年七月一日)原題〈『肉体』十句抄〉120
☆愛語鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》三五一号(一九八〇年七月一日)121
☆飯島晴子句集《春の蔵》愛着十五句 《鷹》一九五号(一九八〇年九月五日)原題〈『春の蔵』愛着十五句〉121
◎うまやはし日記 《現代詩手帖》一九八〇年一〇月号(一九八〇年一〇月一日)二五一
☆〔〈みれん〉は……〕 飯島耕一短篇集《三つの物語》帯(一九八〇年一一月二五日、書肆山田刊)123
☆感想 《現代詩手帖》一九八一年二月号(一九八一年二月一日)〈第十一回高見順賞発表〉123
◎『鹿鳴集』断想 《現代短歌全集》第六巻月報10(一九八一年三月二五日、筑摩書房刊)三〇六
◎藤と菖蒲 《現代詩手帖》一九八一年五月号(一九八一年五月一日)二九〇
☆兜子追悼 《渦》一九八一年六・七月号(一九八一年六月二八日)125
☆単独の鹿 小中英之歌集《翼鏡》帯(一九八一年一〇月一〇日、砂子屋書房刊)――
☆雪雄子のこと 鈴蘭党舞踏《舞ひみぞれ》パンフレット(一九八一年一一月一一日)127
◎湯島切通坂 《美しい日本22 文学の背景》(一九八二年◆月◆日、世界文化社刊)〈〈北海道・東北・関東・中部〉漂泊のたましい〉二六八
☆夕爾の詩一篇 《俳句とエッセイ》一九八二年一月号(一九八二年一月一日)――
☆わが新吉讃 《高橋新吉全集》内容見本(一九八二年一月一日、青土社)129
☆感想 《高見順文学振興会会報》一巻(一九八二年一月三〇日)〈第十二回高見順賞のしおり〉130
◎赤尾兜子秀吟抄 《赤尾兜子全句集》栞(一九八二年三月一日、立風書房刊)〈赤尾兜子ノート〉三三一
◎三橋敏雄愛吟抄 《三橋敏雄全句集》栞(一九八二年三月一日、立風書房刊)〈三橋敏雄ノート〉三三五
◎沈復『浮生六記』 《朝日ジャーナル》一九八二年三月二六日号〈再読味読〉原題〈沈復 松村茂夫訳『浮生六記』(一九三八年)〉二七三
◎リルケ『ロダン』――私の一冊 《東京新聞(夕刊)》(一九八二年四月一九日)原題〈詩的文体に魅せられ〉二八七
☆永田耕衣句集《殺祖》愛好句抄 《琴座》三七一号(一九八二年五月一日)原題〈「殺祖」愛好句抄〉131
◎宗達「仔犬図」 《一枚の繪》一九八二年五月号(一九八二年五月一日)〈風景のあるエッセイ〉三四二
◎徽宗皇帝「猫図」 《目の眼》一九八二年七月号(一九八二年六月二八日)〈随筆〉三四三
◎西脇順三郎アラベスク10〜13 《新潮》一九八二年八月号(一九八二年八月一日)原題〈西脇順三郎アラベスク(追悼)〉二四〇
☆文字の上に文字でないものを℃u向する詩 松浦寿輝詩集《ウサギのダンス》栞(一九八二年一一月一五日、七月堂刊)133
☆永島靖子句抄 《眞晝》栞(一九八二年一二月二〇日、書肆季節社刊)134
☆詩へ希望が持てた……… 《樹木》一号(一九八三年三月一〇日)〈第十三回高見順賞〉〈選評〉136
☆〔古本屋の雑多なる……〕 《現代詩文庫79 安藤元雄詩集》(一九八三年四月一日、思潮社刊)137
☆断章三つと一篇の詩 《北園克衛全詩集》栞(一九八三年四月三日、沖積舎刊)138
☆五月の句――耕衣の句から 《琅玕〔カン〕》一九八三年五月号(一九八三年五月一日)――
◎郁乎断章 《俳句研究》一九八三年七月号(一九八三年七月一日)三二七
◎ベイゴマ私考――少年時代のひとつの想い出 《鷹》一九八三年七月号(一九八三年七月五日)二六五
☆アンケート「そして、8月1日の……」 《麒麟》四号(一九八三年一〇月二〇日)〈同日異録B〉142
☆謎に満ちた静寂 矢川澄子《兎とよばれた女》栞〈矢川澄子の世界〉(一九八三年一〇月二〇日、筑摩書房刊)143
◎高柳重信断想 《俳句評論》第二〇〇号終刊号(一九八三年一二月二五日)〈追悼・惜別の高柳重信〉三一四
☆三つの想い出の詩 《現代の詩人1 吉岡実》(一九八四年一月二〇日、中央公論社刊)〈自作について〉144
☆年譜 《現代の詩人1 吉岡実》(一九八四年一月二〇日、中央公論社刊)153
◎「受賞前後」の想い出 《樹木》二号(一九八四年三月五日)〈高見賞の詩人たち〉二七九
☆永田耕衣句集《物質》愛誦句抄 《琴座》三九三号(一九八四年五月一日)原題〈物質愛誦句抄〉166
☆詩祭に寄せて 《明治大学詩人会主催第1回詩祭》(一九八四年六月二四日)〈詩と朗読の夕べ〉167
☆青葉台つうしん――永田耕衣宛書簡 《琴座》三九七号(一九八四年九月一日)168
☆想い出の詩人 《田中冬二全集》内容見本(一九八四年一一月◆日、筑摩書房)169
◎耕衣粗描 《現代俳句の世界13 永田耕衣 秋元不死男 平畑静塔集》(一九八五年一月二〇日、朝日新聞社刊)〈序文〉三一〇
☆青葉台つうしん――永田耕衣宛書簡 《琴座》四〇二号(一九八五年三月一日)170
◎消えた部屋 《季刊 手紙》四号(一九八五年六月)〈第一章 人間以外に宛てた手紙〉二七五
☆「謎」めいた一句――『一個』の一句 《俳句》一九八五年六月号(一九八五年六月一日)〈藤田湘子特集〉――
☆〔今は亡き師高柳重信の……〕 夏石番矢句集《メトロポリティック》帯(一九八五年七月二五日、牧羊社刊)170
◎月の雁 《高柳重信全集》第三巻栞(一九八五年八月八日、立風書房刊)三一九
◎学舎喪失 《文學界》一九八五年九月号(一九八五年九月一日)〈私の風景〉二七一
◎白秋をめぐる断章 《白秋全集》第一七巻月報一〇(一九八五年九月五日、岩波書店刊)三〇〇
◎ロマン・ポルノ映画雑感 《季刊リュミエール》一号(一九八五年九月二〇日)〈ポルノ〉三五一
◎二人の歌人――塚本邦雄と岡井隆 《短歌春秋》創刊号(一九八五年一〇月一日)〈一首百彩〉三四〇
◎重信と弟子 《読売新聞(夕刊)》(一九八五年一〇月七日・一四日・二一日・二八日)三二二
☆〔元素(幼児体験)と……〕 城戸朱理詩集《召喚》帯(一九八五年一〇月二七日、書肆山田刊)171
◎くすだま 《新潮》一九八五年一一月号(一九八五年一一月一日)〈新潮〉二九五
☆アンケート「わたしにとってのポルノグラフィー」 《洗濯船》七号(一九八五年一一月二五日)172
☆『個室』の俳人への期待 宗田安正句集《個室》(一九八五年一二月一日、深夜叢書社刊)172
☆〔古代の書の一章句……〕 《現代詩文庫84 江森國友詩集》(一九八五年一二月一日、思潮社刊)173
◎幼児期を憶う一句 《俳句》一九八六年一月号(一九八六年一月一日)〈私の好きな一句〉三三八
◎ポルノ小説雑感 《季刊リュミエール》三号(一九八六年三月二〇日)〈ポルノ〉三五五
◎官能的な造形作家たち 《季刊リュミエール》四号(一九八六年六月二〇日)〈ポルノ〉三五九
☆永田耕衣書画集《錯》愛語集 《琴座》四一七号(一九八六年七月一日)原題〈永田耕衣書画集・錯 愛語集〈続〉〉174
◎奠雁 《ミセス》一九八六年七月号(一九八六年七月七日)〈愛蔵十二佳選 第七回〉原題〈家に幸を呼ぶ、つがいの木雁〉二八二
◎「官能的詩篇」雑感 《季刊リュミエール》五号(一九八六年九月二〇日)〈ポルノ〉三六三
☆青葉台つうしん――永田耕衣宛書簡 《琴座》四二一号(一九八六年一一月一日)175
◎菊地信義のこと 《装幀=菊地信義》(一九八六年一二月一日、フィルムアート社刊)原題なし三四六
☆青葉台つうしん――永田耕衣宛書簡 《琴座》四二二号(一九八七年一月一日)176
☆耕衣三十句 《洗濯船》別冊第二号(一九八七年三月二五日)〈『耕衣百句』以後の耕衣〉177
☆偏愛の歌 《岡井隆全歌集》内容見本(一九八七年七月一日、思潮社)181
☆ダガバジジンギヂさん、さようなら 《ユリイカ》一九八七年七月号(一九八七年七月一日)〈追悼=高橋新吉〉181
☆耕衣*葱室 十一句 《琴座》四二八号(一九八七年七月一日)184
☆青葉台つうしん――永田耕衣宛書簡 《琴座》四二八号(一九八七年七月一日)185
☆中尾壽美子句集《老虎灘》十句抄 《琴座》四二九号(一九八七年八月一日)原題〈中尾壽美子句集老虎灘十句抄〉186
☆〔《中二階》と《深沼》の……〕 高貝弘也詩集《敷き藺》帯(一九八七年八月三〇日、思潮社刊)187
☆ごあいさつ〔《土方巽頌》〕 《土方巽頌》献本同封書簡(一九八七年九月二八日)188
☆河原枇杷男句集《蝶座》の十句 《序曲》一五・一六号(一九八七年一一月一日)原題〈『蝶座』の十句〉189
◎近藤勇の墓の辺り 《東京新聞》(一九八八年一月一五日)〈まちのうた 板橋・巣鴨〉原題〈近藤勇の墓/旧中山道の街並み/ルーツたどる糸なし〉二七七
◎遠い『記憶の絵』――森茉莉の想い出 《鷹》一九八八年二月号(一九八八年二月五日)三四八
◎《「死児」という絵〔増補版〕》刊行(一九八八年九月二五日、筑摩書房刊)
☆〈人生〉愛語鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》四四五号(一九八九年二月一日)191
☆青葉台つうしん――永田耕衣宛書簡 《琴座》四四五号(一九八九年二月一日)192
☆耕衣句集『人生』十七句撰 《琴座》四四五号(一九八九年二月一日)192
☆心平断章――「H氏賞事件」ほか 《現代詩読本 草野心平るるる葬送》(一九八九年三月一日、思潮社刊)195
☆「善人」だったあなたへ 《現代詩手帖》一九八九年三月号(一九八九年三月一日)〈弔辞〉199
☆「ムーンドロップ」 《白い国の詩》一九八九年四月号(一九八九年四月一日)〈言葉の泉〉201
☆愛語鈔――永田耕衣宛書簡 《琴座》四四七号(一九八九年四月一日)202
☆篠田一士追想 《ユリイカ》一九八九年六月号(一九八九年六月一日)〈追悼=篠田一士〉203
☆姉妹――がらとべら 《アスベスト館通信》一〇号(一九八九年七月三一日)207
☆日記 一九四六年 《るしおる》五号(一九九〇年一月三一日)213
☆〔〈花嫁〉を迎えることは……〕 《現代詩文庫100 平出隆詩集》(一九九〇年五月二五日、思潮社刊)223
☆日記 一九四六年 《るしおる》六号(一九九〇年五月三一日)218
☆日歴(一九四八年・夏暦) るしおる別冊《私のうしろを犬が歩いていた――追悼・吉岡実》(一九九六年一一月三〇日、書肆山田刊)〈吉岡実遺稿〉224
以上、全二〇八篇〔全二一三篇〕
収集家の中には、リチャードがつれづれに活字を組んで印刷した未発表の詩や散文の一部を二百数十篇集めた
者が、少なくとも一人はいるらしい。――ジョン・ダニング著、宮脇孝雄訳《幻の特装本》(一九九七、早川書房刊)
吉岡実が一九九〇年の五月に亡くなって九年になる。その間、一九九六年に《吉岡実全詩集》が筑摩書房から刊行されて、未刊詩篇まで手軽に読めるようになったことはまことに喜ばしい。一方、散文は遺稿〈日歴(一九四八年・夏暦)〉が同年に発見されて追悼文集《私のうしろを犬が歩いていた》に収録されたものの、未刊の散文は今日まで一冊にまとめられていない。残念なことである。
わたしは《現代詩手帖》一九九五年二月号〈特集吉岡実再読〉に〈吉岡実未刊行散文リスト〉を発表したが、これは時間的な制約から十分な調査結果とは言いがたく、より詳しい一覧を作成する機会を切望していた。今回、未刊行散文の本文の校合と併せて、初出紙誌等も調査しなおしたので、前掲リストの不備を補えた。吉岡実の未刊行散文のほとんどは本書に収録できたのではないかと思う。「収集家」としての肩の荷が降りた気がする。
吉岡実は散文の執筆依頼を極力断わっていたが、それでも勤め先を退いてからは相当量の原稿を書いていて、主なものは《「死児」という絵〔増補版〕》の最終章で読むことができる。さてここから先は憶測でしかないのだが、一九七八年七月の筑摩書房倒産とそれに伴う一一月の退職、一九八〇年頃の体調不良を機に、吉岡は新作詩篇は《夏の宴》(一九七九)として、拾遺詩篇は《ポール・クレーの食卓》(一九八〇)として、またそれまで未刊だった散文は《「死児」という絵》(一九八〇)としてまとめることで、生涯の決算とするつもりだったのではあるまいか。さいわい「悪質の病気ではなく」(自筆年譜)、それ以降、《薬玉》や《土方巽頌》に代表される作品が産み出された。
近年、吉岡実の後期、すなわち一九八〇年代の詩はそれまでの詩にも増して難解だという世評である。晩年の吉岡が書物を筆頭にどのような文物を受容したか、俳句の撰も含めて、この稀有の詩人が書きのこした散文から探っていくことは、吉岡実詩読解への手掛りとなるだろう。その散文は晦渋とはほど遠いものだから、本書が読者に純粋に読む楽しみを与えてくれることはもちろんである。
書名の《吉岡実未刊行散文集》は《「死児」という絵》の初案だった《散文集》を踏まえた。参照のために本文中と初出一覧に《「死児」という絵》初版と《「死児」という絵〔増補版〕》刊行の項を立てたが、大きな括りとしては先に述べた理由、すなわち一九八〇年を重視する立場から、一〇年ごとの西暦を採用した。初出一覧には前掲《「死児」という絵》の二つの版(これらの初出紙誌等も調査した)と本書収録の散文のデータを発表順に掲載した。
読者は本書《吉岡実未刊行散文集》によって、《「死児」という絵》《土方巽頌》《うまやはし日記》と併せて、吉岡実の散文世界を渉猟することが可能となったのである。
吉岡実生誕八〇周年の一九九九年四月一五日 東京・練馬にて
編者 小林一郎
吉岡実未刊行散文集 初出一覧 了
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